辨 |
ショウジョウバカマ属 Heloniopsis(胡麻花 húmáhuā 屬)には、日本・琉球・臺灣に4種がある。
コショウジョウバカマ(シマショウジョウバカマ) H. kawanoi(Helonias kawanoi)
オオシロショウジョウバカマ H. leucantha(Helonias leucantha)
ショウジョウバカマ H. orientalis(Helonias orientalis)
シロバナショウジョウバカマ var. flavida
ツクシショウジョウバカマ ssp. breviscapa(var.yakusimensis, H.breviscapa)
ヒメショウジョウバカマ H. umbellata(H.arisanensis, Helonias umbellata;
胡麻花) 臺灣産
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シュロソウ科 Melanthiaceae(藜蘆科) については、シュロソウ科を見よ。 |
訓 |
「しゃうじゃうばかま」の名は『大和本草』(1709)に見ゆという(『日本国語大辞典 第二版』)。
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「和名ハ猩々袴ナレドモ其意未詳、蓋シ其紅紫花穗ニ基キシモノ乎。」(『牧野日本植物図鑑』)
「〔日本名〕猩々袴であるがその意味ははっきりしないが,紅紫色の花を猩々の赤い顔にたとえ,下に敷きつめた葉を,それの袴(はかま)に見立てたのかも知れない。」(『牧野新日本植物図鑑』)
「和名は〈猩々袴〉の意で,花の色を猩々の赤い顔に,根出葉をその袴にたとえたものといわれるが,その由来ははっきりしない。」(『日本の野生植物』)
「花を猩々に、下に広がる葉を袴に見立ててこの名があるという。」(『日本国語大辞典 第二版』) |
説 |
北海道・本州・四国・九州・朝鮮・樺太に分布。 |
誌 |
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